ヨシノボリの飼育|特徴・混泳・エサ・捕まえ方について。

ヨシノボリの稚魚

ヨシノボリは写真を見てもらってわかる通り、ハゼの仲間です。なので「ヨシノボリ」という魚の種類ではなくて、正確には「ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属 (Rhinogobius)」 に分類される魚の総称になります。

アジアの熱帯から温帯かつ、淡水から汽水域に幅広く生息している魚で、日本全国での川や沼で捕まえることが出来るので日本淡水魚の中でも飼育している割合は多い魚です。

今回はそんなヨシノボリについて詳しく解説していきます。

ヨシノボリの特徴

ヨシノボリの大きさは5から10cm程度で様々な模様が見られる

ヨシノボリの特徴
データ元:http://ffish.asia/?p=h

成魚でも5-10cm程度のサイズで、種類によってその体の模様は様々である。エラの付け根の部分に青い斑点がある種類のヨシノボリもいる。

ロシアや東南アジアの熱帯・温帯の地域に生息しており、その種類はまだ研究の途中でわかっていないが、日本だけでも14種類が発見されています。

日本だと河川や湖沼に生息していることが多く、吸盤の形をした鰭(ひれ)を使って川底の石に張り付くことができ、種類によっては渓流(けいりゅう)などの非常に流れが速い川でも生息している。

ヨシノボリの名前の由来は「葦(あし)にも登る」

ヨシノボリの稚魚が川を遡るときは、濡れた岩場を遡ることもあり、そうした様子から「葦(あし)にも登る」という意味でヨシノボリという名前がついたと言われているが、もちろん葦(あし)に登ることはありません。

肉食のヨシノボリは自分と同等の体の魚にも襲いかかる

川底の藻(も)を食べることもありますが、基本的に肉食性の魚で、水生昆虫やミミズからエビ、魚の稚魚などを捕食して丸呑みにします。

私が飼育しているヨシノボリは、自分と同じサイズの魚(カワムツ)にも襲いかかり、まずはヒレを全部、かじって弱らせて捕食してしまいます。

ヨシノボリの混泳について

尾びれと腹ビレをかじられたカワムツ

写真はヨシノボリに尾びれと腹ビレをかじられたカワムツです。この時のカワムツとヨシノボリのサイズはほとんど同じでした。

そのため、ヨシノボリと他の魚を混泳させる時は、混泳させる魚の大きさに注意が必要で、少なくともヨシノボリより大きな魚に襲うことはほとんどないので、安心して混泳させることができます。

これまで水槽で実験的に試してみたところ、ネオンテトラもメダカも、あとヤゴ(トンボの幼虫)まで襲われたので、まずテトラ系はほとんどやめたほうがいいです。

逆にヨシノボリより大きなヤマトヌマエビは本来なら捕食対象ですが、サイズを調整することによって混泳は可能で、ヨシノボリが襲うことはありません。

ヨシノボリより小さい魚はすぐに食べられてしまいます

あっという間に稚魚はヨシノボリに捕まえられて、動画のように飲み込まれてしまいます。

ヨシノボリ同士の混泳について

ヨシノボリの混泳について
データ元:http://ffish.asia/?p=h

ヨシノボリとヨシノボリの混泳にも注意が必要で、写真のように仲良くなるのはオスとメスでないと難しいです。

特に繁殖期のオスは非常に気性が荒く、自分の縄張りに入ってきたヨシノボリにはすぐに攻撃を仕掛けます。

繁殖について

ヨシノボリはオス同士の縄張り意識は強い一方で、川底の石の下に巣穴を掘ってメスを誘い産卵します。

産卵が終わると、オスがメスを追い出して、オスは巣穴で孵化するまで卵を守ります。孵化した稚魚は海に降河(こうか)して海で成長したのち再び、川を遡ります。ただし、一生を川で過ごす種類や、海ではなくてダムや湖や沼で成長するヨシノボリもいます。

ヨシノボリの飼育について

ヨシノボリは飼育が実は容易で、金魚やメダカのような基本的な飼育環境を作れば飼うことが可能です。

ただし縄張り意識の高さとその攻撃性から、石や水草を用いて、隠れ家を作ってあげることが、混泳には有効になります。単独飼育であれば、とくに隠れ家はなくても大丈夫ですが、なかなかヨシノボリを単独飼育したい、という方はいないと思います。

ヨシノボリの混泳ルール

ヨシノボリ
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基本的にその凶暴性からヨシノボリは混泳はオススメされていませんが、次の条件をみたす魚であれば、混泳することは可能です。

  • ヨシノボリより一回り大きな魚
    同じサイズでもヒレをかじられるのでダメです
    もちろん、ヨシノボリより大きな肉食系の魚も逆に捕食されるのでダメです。

また、注意点として、ヨシノボリはハゼだから底層にいるから水面を泳いでいる魚は襲わないと考えるかもしれませんが、水槽の壁面に張り付いて近くの魚を襲ったり、底層にいても底層に降りてきた魚をすぐに攻撃するので、水面を泳いでいるからといって混泳させるのは非常に危険です。

飼育環境について

水温 10〜28℃
pH 6.0〜8.0(中性)
水槽サイズ 45cm水槽以上

日本の川を乗り切ることが出来る魚なので、かなり冷たい温度でも大丈夫です。一方で暑さには弱いので、夏場などは水槽用のファンを使って温度を25℃くらいまで下げてあげると良いです。(私はコスパ的にヒト用のUSB型の扇風機を使っていますが笑)

また、逆に冬場で10℃を下回るとどうしても活性が落ちてエサへの食い付きが悪くなってしまうので、どうしても温度が下がりすぎてしまった人は、水槽用のヒーターを設置すると良いです。

ヨシノボリの餌について

ヨシノボリは雑食かつ肉食でなんでも食べますが、例えば上層に魚がいてフレークの餌をやると上層の魚に全て食べられてしまうので、フレーク系はオススメできません。

生き餌であるメダカの稚魚(ヨシノボリのサイズにあわせて)や冷凍アカムシは非常に食い付きがよくオススメです。

実際にメダカの稚魚を与えたところ、ヨシノボリ同士で取り合いになってしまうほど食い付きが良いです。

その他にも、肉食魚用のひかりクレスト キャットなどの人工餌にも食いつくのでオススメです。

生き餌も人工餌も用意するのが難しい人は・・・

ヨシノボリは雑食なので、実はなんでも食べます。なので、例えばハムや白米をあげても食いついてきます。

ただし、水は汚れやすいので注意してください。

ヨシノボリを捕まえたいならペットボトルトラップがおすすめ

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ヨシノボリは川や湖の石にくっついています。そのため、色も似ていてまずヨシノボリを見つけるのは難しいです。さらに動きも早いため、虫取り網などで捕まえるのも難しいです。

そこで、オススメなのがペットボトルトラップです。

ペットボトルトラップの仕組み

ペットボトルトラップの仕組み

ペットボトルトラップで用意するもの

  • ペットボトル(2Lがオススメ)
  • 重り用の石
  • 引揚げようのロープ(深いところや遠くに投込む場合に必要)
  • 魚をおびき寄せる餌
  • 穴を開けるキリ(ペットボトル内も水が流れるように)

ペットボトルトラップの作り方と捕まえるまでの流れ

  1. ペットボトルを縦にして下から5cmくらいより上の部分に数カ所、穴を開けます。
    一番下に開けると盛んを捕まえても水が全てなくなってしまい、あとあと面倒です。
  2. ペットボトルの飲み口部分を切ります。
    (1と2までの準備は危ないので自宅でやることをオススメします)
  3. ペットボトルに重しとなる石を入れます。
  4. 魚をおびき寄せる餌を入れます。
    BBQついでとかであればソーセージなどがオススメです。
    味噌をつかって大量に捕まえている動画も見たことがあります。
  5. 2で切った飲み口部分を反対にして押し込む。
  6. (深いところに仕掛けるなら)ロープをくくりつけます。
  7. できるだけ流れが穏やかな部分に仕掛けます。
  8. 20分ほどしたら引き上げて魚が捕まっているかどうか確認する。

ざっくりと、こんな形で捕まえることができます。

ヨシノボリを捕まえに行くことが難しい場合は、、、

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熱帯魚店か通販で買いましょう。

インターネットでも5匹1,000円〜2,000円程度で購入することができます。詳細はコチラから。

AMAZON(アマゾン)

まとめ

  • ヨシノボリの飼育は簡単
  • ただし凶暴なので混泳時にはサイズに注意する
  • 餌はなんでも食べる。
  • 捕まえるならペットボトルトラップ

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