古代魚

シーラカンスに代表される「生きた化石」と呼ばれる魚のグループがあります。今から約4億5千万年前の古生代オロドビス紀に魚類の原型とも言われる原始的な魚類が出現しました。

その頃の魚類はアゴをもたず、口を開け閉めできない構造で、水底を泳ぐようなタイプのものでした。しかしながら、そのほとんどが古生代で絶滅し、現在にまで生き延びているものはメクラウナギ類とヤツメウナギ類のみとなりました。

その後、魚類は爆発的な繁栄を見せるデボン紀へと突入していきます。

この時代にアゴを持った魚や硬い骨格を持った魚など、現存する魚類のほとんどの祖先が顔を揃えました。この魚類が栄華を極めたとも言える時代から今日まで、ほとんどのその姿を変えずに生き続けているグループがわずかに存在します。シーラカンス、肺魚、ポリプテルスなどがその面々です。

これらの魚のことは「古代魚」と呼ばれ、肺魚の起源はシーラカンスより古いことが最近の研究でも明らかになっおり、その内部構造から両生類的な特徴が強いと考えられています。

現在では、その大部分がすでに絶滅していますが、アフリカ、南米、オーストラリアの各大陸にわずかに生息しています。

また、かつて全骨類という分類体型で呼ばれたガーの仲間やアミアも中生代に栄、その末裔が北米に今も生き続けています。

少し遅れて登場したのがピラルクーやアロワナといった、オステオグロッスムの仲間たちです。

中生代には巨大大陸ゴンドワナが存在し、アロワナの祖先はすでに出現していました。

このように「古代魚」と呼ばれる熱帯魚は「生きた化石」として今も生き続けています。